2020.08.31 23:15業務に真剣にコミットできない組織においては業務に真剣にコミットできない組織においては、しばしば低レベルな形の不和が発生して業務が遅滞する。辞める辞めないの争いは出ても、業務の目的ややり方に対する争いは出てこない。そして、その争いが解決していないからこそ、真剣に業務にコミットする風土ができてこない。
2020.08.31 23:00マーケティングの醍醐味はマーケティングの醍醐味は、「自分が世の中を正しく見ているかどうか」試したい、あるいは「自分か世の中のどちらが正しいか」勝負したい、ということに尽きる。自分の視点を実地で試し続け、施策の目的や動機と得られた成果を比べることによってのみマーケターは成長する。 一方、施策そのものが「マーケター自身の人生や価値観から深く考え抜かれた、本当にやりたいこと」になっておらず、単に空気を読んで、他社事例をそのまま持ってきて、あるいは代理店の言うままに施策を動かしているだけでは、個人の成長がなく、結果として組織の発展もない。
2020.08.31 09:45データ分析においても、「素材そのもの」を活かしたものが最上データ分析においても、「素材そのもの」を活かしたものが最上である。手間をかけて元データを切り刻んで形を変え、よくわからない推定法で煮込んでも満足のいく結果になることは少ない。一方、素材を生かした分析結果は消化もよく、信頼性も高い。
2020.08.30 13:35分析者自身が結果を信頼しようと思えば分析者自身が結果を信頼しようと思えば、まずは分析結果の骨子や判明した軸に従って元データを再集計してみることである。多くの場合、良い分析結果のエッセンスはだれでも作れるグラフやクロス集計表で表現可能なものである。それは分析結果がデータの特徴をしっかりとつかんでいることを意味する。
2020.08.29 15:15データの「トレーサビリティ」食肉と同じように、データにおいても「トレーサビリティ」が重要である。誰がどう取って、いつどのように加工されたかを知る必要がある。腐った肉、異物の混じった肉、合成肉は分析によって加工しても出せるものにならない。
2020.08.27 13:00「安定性」はそれ自体が一つの価値「安定性」はそれ自体が一つの価値である。不安定さを通していろいろなものが生まれてくる可能性はあるが、そのコストに対して釣り合うことは稀である。あくまでやむを得ざる場合に一時的な改革を行うくらいである。これはどんな集団でも同じである。
2020.08.25 09:30「うまくやる」ことは重要だが最初に物事を行うときは様々な障害が発生する。それに対して「うまくやる」ことは重要だが、いったん成功事例を作ってしまうとそれが後から来る人に押し付けられることは良く考えるべきである。障害は、排除に至らない場合でも明示化されるべきである。ここでも敬意を取り払った議論が必要になる。
2020.08.23 10:45「下からのアイデアが出てこない」最大の理由は「下からのアイデアが出てこない」最大の理由は組織づくりの失敗にある。組織が複雑に絡み合っている環境では、提案したプロジェクトを本来の意図通りに遂行することが困難である。自らの意図の通りにプロジェクトを行い、その結果失敗したならば、人は素直にその責任を負うことができる。一方、そうでないときに責任を負わされることには誰も納得できない。だから発言しないのだ。
2020.08.22 11:45いわゆる「中高年働かない問題」はいわゆる「中高年働かない問題」は、管理職が管理職でない企業において発生している。これは裁量配分の失敗である。有能な人材を単に決裁書類の伝書鳩にしてしまうのは、社内のすべてを統制・管理しようとする経営と、部下の部下に介入する習慣、立場が上がるほどに自発性との乖離が大きくなる「組織の論理」にある。実質的に、彼らは自分の行動の責任を負うことすら許されていないし、終身雇用制の元で、それを望んでもいない。
2020.08.21 14:10「誰でもできる仕事」を作ろうとする取り組みは「誰でもできる仕事」を作ろうとする取り組みは常に失敗する。その根底には仕事に対する蔑視、つまり、仕事が対象とする現実に対する蔑視があり、それによって現実からのきつい懲罰を受けるからだ。想定外の事象から組織や命令者を守る「人間」はすでにそこにはおらず、失敗をロボットのせいにすることもできない。
2020.08.20 01:50「定型化」「仕組化」「誰でもできるように」の唯一の道「定型化」「仕組化」「誰でもできるように」とよく聞く。そのための唯一の道は、提唱者自身のすべての仕事を定型化の対象とし、誰にでもできるよう試みることである。そうでない限り、一時的には取り組みが進んでいるように見えても、半年もたてばその組織は十分に腐っている。